事業計画書や新規ビジネス策定②
前回の記事で「良い準備」が重要と書きましたが、では「良い準備」とは何かから書いていきたいと思います。心構えも含めてね。
事業計画書作成などは他のサイトなどで書き尽くされた内容ですが、小難しく書いてあるのがほとんどで、分かり辛く私自身作成するのにあまり参考にならなかった過去があります。
なので、なるべく分かりやすく感覚的に捉えてもらえるように書いていきたいと思います。最も大事なことは実際に即した内容だと思っていますので、そこら辺を意識してみます。
①読み手が誰であるかを考える
自社の社長なのか?直属の上司なのか?他部署の部長なのか?はたまた他社向けなのか?
あたりめーだろ!って思う方が多くいたのではないかと思いますが、実際に作成していくと意外にも見失いがちになるものです。
資料を作成するために集めた情報の説明に終始してしまったり、(業界・社内)では既知の事実を長々と書いてしまったりと。※これらはプレゼンの時に補足として口頭で入れてもいいかなーというレベル とにかくシンプルに伝えたいことだけを盛り込むのです。基本的にあなたより知識も経験もある人達に向けてのものになるでしょうから。
迷走してきたなと感じたら、資料を読むであろう方の顔や日頃の口癖、その方からきたメールを読み返して具体的にイメージしてください。「この人にプレゼンするんだ」と常に意識して作成するのが肝要です。
②ストーリーラインを作成する
これも常識ですよね。でも作ってみたはいいけど何時の間にかこの存在を忘れかけ離れた内容になっていたりします。
資料は作成することがゴールではなく、その後のプレゼンが成功してはじめて意味があるもので、概要を捉えやすくするためにも必要不可欠なものと思います。
作成する際のポイントはここで時間を掛けすぎないこと。まずはWordに思いつくまま下記の項目を埋めるようにガンガン書いてみてください。手詰まりしたら次へ次へ。
1、事業の目的(現状の問題点・業界背景などをふまえて)
2、目的を達成するための手段・方法
3、期待される効果
4、課題
5、投資コスト
6、リスク
できればこの順番通りにさらっと書き進めてください。
目安は10分程度。ここでこってはいけません。気軽にあとで直せばいいやって感じで。コスト・リスクなどはここでは肌感覚のざっくりとした数字で構いません。なんなら予測でも可。ただし後々情報を集める中で、ストーリーラインに追記・修正してください。これが重要です。決して資料とストーリーラインが別物にならぬように。
③情報収集をするにあたり一人でやらず周囲を使う
前回記事でも書きましたが、基本的に日本のビジネスマンは忙しい。
ストーリーラインを作ったら項目ごとに各部署(経理・法務課)に赴き協力を仰ぎましょう。大企業になると横の連携が皆無で誰に言ったらいいか分からないこともあるでしょうから、その時は直属の上司に依頼してもらうように頼んでみたり。
でも気まずいよなーって思った方もいると思います。
そう、つまり、普段から社内営業をしておき、直属の上司・他部署の人間とも関係を良好なものにしておく必要があるんです。※これについてはビジネスマンとしてとても重要なことだと思いますので別記事でノウハウを書いていきたいと思います。(営業するのは取引先だけではありません。)
みな忙しいことが前提ですから、依頼された方も良い顔しないと思いますからとにかく低姿勢(笑)でかつ的確に必要な情報をもらえるように頼みましょう。
私も経験したことですが、最初の内はなんとか自力で!と思うのですが、他部署に依頼してみて、あまりにもあっさりと短時間で出てきたことが多々あります。今までの時間はなんだったんだと悔いたこと数知れず。
まずは上記3点を抑えてみてください。
ストーリーラインは後程追記するか別記事で参考にしてもらえるように例文を作成してみます。
では次回にご期待ください。