第64回 有馬記念予想!アーモンドアイからみる有馬記念
上の表はアーモンドアイの桜花賞以降のレース成績です。(海外GⅠ除く)
こう並べてみると、やっぱり怪物ですね。
タイム、上がり、脚質などどれを取っても凄い馬です。死角を探すのは無理かなと思います。
私は以前にも書いた通り、アーモンドアイはディープインパクト級だと確信したのは桜花賞のレースを見た時です。それ以来、すべてのレースで単勝勝負をしています。
結果は皆さんもご存じの通り、大きな不利があった安田記念以外は全て勝利、的中してます。
どんなオッズ、条件、レース前にどんな不利な情報が出てきても、関係なく買い続けています。
もちろんそれは今後も継続するつもりです。
なので、これまで書いた記事は本音を言うと、全てアーモンドアイの相手探しです。
今回はあのディープインパクトでさえ土が付いたレースですし、安田記念のような致命的な不利があるのが競馬ですから、もちろん負けることもあるかもと考えています。
しかし、そこはスタンスを変えず基本的には単勝勝負です。
でもでも、今回は1年の総決算・お祭りな意味合いが強い有馬記念です。単勝大勝負以外の馬券も購入します。
そこで今回は少し趣向を変えてアーモンドアイ軸で有馬記念の考察をしたいと思います。
まず上記の表を見て何か気づくことはないでしょうか。
そう、アーモンドアイが出走したレースでの川田騎手の馬券内率の高さ!
6回該当レースがあって5回も当てはまります(83.3%!!!)
しかも、安田記念だけが例外ですが、このレースはダノンプレミアムに騎乗していて、スタート直後大きな不利があり、レースを途中でやめてしまいましたよね。それ以外は全て3着以内に入っているんです。
要因は様々あると思いますが、偶然にしては出来過ぎてやいないでしょうか?
まあオカルトと言われればそれまでですが笑。
この件について、私の考察を紹介していきます。納得いく理由であればぜひ買い目の参考にしてみてください。
①川田騎手の騎乗馬はとにかく逃げ・先行馬が多い
②アーモンドアイが出走するレースではアーモンドアイより前にいる馬が馬券になりやすい。(能力通りに決まることが多い)
まず①について
川田騎手のお手馬は基本的に有力馬で、人気にもなりやすいです。つまりレースに勝つために必要なスピードの能力値が高い馬が多く、自然と前目なポジションにつけることが多いことが挙げられます。それが今の競馬場の適正とあいまって逃げ・先行することが多くなっているんだと思います。もちろん川田騎手もそこは当然意識して騎乗しているんだと思います。
具体的に、記憶に新しいのはキセキですよね。川田騎手に乗り替わりそれまでどちらかというと、直線まで中団から後方待機の脚質だったキセキを毎日王冠で2番手につけました。そこから皆さんもご存じの通りキセキの大躍進が始まった訳ですが。
一応2019年の川田騎手のGⅠ成績と通過順位を貼ります。
後方からレースを進めたのはリアアメリアのみで、基本的には前につけていますね。
それが勝ち鞍こそチャンピオンズカップのみとなっていますが、安定した成績に繋がっているんだと思います。
ちなみに今年GⅠ5勝のルメール騎手も同様のデータを貼ります。
ルメール騎手も同様の傾向ですが、それでも川田騎手と比べると後方から進めることもありますよね。馬の脚質にあわせた騎乗をしているものだと思います。
両者ともレースを勝つのに最善と思う展開になるよう騎乗しているのは間違いないと思いますが、それでも騎乗スタイルは若干異なるように思います。
次いで②について
アーモンドアイは桜花賞以降、出走したレースでは上り最速が4回、上り2位が2回となっています。
先日の、天皇賞(秋)に象徴されるように、先行して且つ上り最速、ないし2位の上りを使えるため、アーモンドアイを後方から差し切るのはほぼ無理に近いと言えます。
それは当然、各騎手も分かっていて、なるべくアーモンドアイより前につけたいと思っているはず。つまり差し届かずを狙っているんだと思います。
また、最強馬のアーモンドアイが先行することにより自然とレースラップは厳しくなり、レースレベルが上がります。そのことにより、人気上位馬(能力が高い)が馬券に絡むことが多くなるも特徴的です。(よどみないラップになると総合力が問われ能力順の決着になることが多い)
※今の中山の馬場はタイムが出やすくなっています。それが国枝調教師が有馬出走を決めた最大の理由だと私は見ています。なので、今回もよどみのない早いレース展開になると思います。
アーモンドアイの桜花賞以降の表を見ていただければ分かりますが、道中アーモンドアイより前方にいた馬が馬券になっていることがとても多いですよね。
例外は秋華賞のカンタービレとジャパンカップのスワーヴリチャードですが、それでも差のないところにつけてますよね。
一応2レースとも解説を付け加えると、秋華賞は4角で武騎手がわざとアーモンドアイの後ろをなぞるように通っています。これは完全なる推測ですが、恐らくアーモンドアイには適わないと分かっていたので、着を狙いにいった結果なんではないでしょうか。
※秋華賞の4角の駆け引きは見ていて本当に面白いので、皆さんも見てみてください。
ジャパンカップについては、アーモンドアイがより積極的なレースをして道中2番手で進みました。キセキが引っ張る形になりましたが、正直ハイペース過ぎて道中で動かしようがなかったと思います。(中長距離のレースで超ハイペースになると、後方の馬も追走に脚を使ってしまい、末脚が引き出せず、前々できまることが多いです。)スワーヴは4、5番手を進んでいましたが、例にもれず後方の馬に出番はありませんでした。
以上、2点がアーモンドアイ出走時の川田騎手が馬券になりやすい理由とします。
皆さん納得しましたかね?笑。言葉下手で上手く伝えられていないような気もしていますが、個人的には一応合理的かなとも思っています。
ここからが本題となりますが、(なげー笑)
今回川田騎手が騎乗するのはヴェロックス。これまで全て川田騎手が騎乗していますが、最も後ろになったのが日本ダービーの7番手追走です。前走となった菊花賞もやや強引ながら先団(4番手)に取りつきましたよね。
これまでアーモンドアイの強さを一番肌で感じているであろう川田騎手。今回も後ろから差し切るなんてことは考えないでしょうから。アーモンドアイより前方につけるはずです。これまでの傾向通りの結果になる可能性は極めて高いのではないでしょうか。
以前に挙げた有馬記念の過去5年から推測した8頭の中にもヴェロックスは残っていますので、アーモンドアイとヴェロックスの2頭軸で、その他の馬に流そうかなと考えています。今のところは。
結構、巷ではハイペースになるから後方待機の馬にチャンスがあると言っている方がいますが、私は上記の通り、全くそう思いません。さらに有馬記念は6回もコーナーがあるからスローペースになりとんだ伏兵馬が台頭するなんてのもアーモンドアイが出走する時点でそれはあり得ないので、その意見も否定します。
今日の結論。
アーモンドアイと川田騎手を買おう笑。
そして、人気馬同士の決着になりそうだぞということ。
とにかく上位にいくにはアーモンドアイより前につける馬です。
ではまた。